アラブ発の仮想通貨「ディナーコイン(XDI)」が日本上陸! エミレーツと提携で注目を集めるXDIの特徴と今後について<PR>

今年の8月18日(土)、千葉工業大学・東京スカイツリータウンキャンパス(ソラマチ8F)で、イスラム圏のフィンテック事業の展開をテーマとしたイベント「第1回 イスラム・フィンテック・エコシステム・シンポジウム」(主催:千葉工業大学イスラム・フィンテック・エコシステム研究会、共催:株式会社JOA financial、申し込み情報はこちら)が開催されます。
本イベントでは、石油マネーで潤いながらも独自性が強いイスラム展開を見据える仮想通貨「ディナーコイン(DINARCOIN/XDI)」の開発チームであり、LembagaTabungHaji社のCOO、Datuk Adi Azuan Abdul Ghani氏、Ashur国際投資銀行のOmar W. Al Handal氏が登壇し、イスラム金融とブロックチェーンの可能性について説明する予定となっており、また、経済産業省の西銘恒三郎副大臣まで来る予定とのことで、大きな注目を集めています。
【目次】
「シャリーア」に即したイスラム独自の経済とは
ディナーコイン(XDI)は、イスラム経済圏での活用を想定して開発が進むトークン。イスラム法(シャリーア)に即して運用できる仮想通貨として、UAE(アラブ首長国連邦)を拠点に開発されています。
ディナー(Dinar)とは、イラクをはじめ、ヨルダン、バーレーン、チュニジアなどのアラビア語圏で使用されている法定通貨「ディナール」に由来しています。日本なら「エンコイン」というようなイメージですね。
イスラム圏の独自ルール「シャリーア」とは
イスラム圏では、商売は美徳とされていますが、シャリーアをもとにした法律により、非イスラム国とは異なるルールがあります。日本では、豚肉などの禁忌の食べ物や一夫多妻制、ヒジャブなどの女性の服装などといった日常生活におけるルールが知られていますが、その影響は経済活動にも及びます(シャリーア適格金融、Shariah Compliant)。
例えば、イスラムの経典(コーラン)では、利子をとって金銭を貸すことを禁止されており、銀行は利子ではなく、投資した企業の事業利益によって運営されています。
ざっくりとですが、イスラム圏経済には下記のような特徴があります。
- 利子の禁止
- 投機的、不確実性の高い取引の禁止
- ヘッジファンドや先物取引なども不可
- そのほか禁忌行為の禁止
- ザカートによる貧困層への喜捨の義務
また、イスラム圏では企業行動をシャリーアと照らし合わせて検討する諮問委員会があるなど、ビジネスや金融の世界でも無視できない、強い権限を持っています。
仮想通貨に関しては、現在でこそ寛容な動きがありますが、投機性が強く実体がないため、今でも保守派の間では懐疑的な見方も強い状況です。
>>申し込みはこちら↓↓ (8/18 東京スカイツリー)
第1回イスラム・フィンテック・エコシステム・シンポジウム
イスラム経済に適合する新しい仮想通貨
このように、金融に関しても厳格なルールがあるイスラム圏ですが、ディナーコインは、この影響力の強いシャリーアに着眼。イスラム圏での経済行動を円滑にすることで、「イスラム圏だからこそ使いやすいトークン」を目指しています。
「ハラル認証」をブロックチェーンで管理
ディナーコインの最も特徴的なサービスとして「ハラル認証の物流マネージメント」があります。
イスラム圏では、食品をイスラムの教義に即した材料を、さらに教義に即した加工・処理法によって製造しなくてはいけません。
ディナーコインのプラットフォームでは、物流システムをブロックチェーン・データベースで運用することで、透明性が高く、改ざんが難しいシステムで「ハラール認証」を管理することができます。
日本でも産地偽装などが問題となっていますが、それのさらに厳しいバージョンというイメージです。
AIプラットフォームで物流の最適化
物流プラットフォームでは、AIとブロックチェーンを融合させ、顧客のユーザーデータと商品&サービスデータを融合。ビッグデータを下記のAIエンジンによって解析し、BtoBサービスを提供します。
- インパクト測定エンジン
- チャットbotトランザクション検証エンジン
- ユーザー消費予測/分類/類似性エンジン
- コラボレーティブユーザー推奨エンジン
- ボラティリティコントロールAIエンジン
こうしたAIプラットフォームにより、電子決済により決済の利便性と高めるだけでなく、イスラム圏でのデータマーケティングを促進することが可能になります。
ザカートや投資など、様々なサービスを開発
さらにディナーコインでは、トークンを中心とした投資プラットフォームのほか、ムスリムの義務であるザカートのマネージメントシステム、さらには小口支払い用アプリ、タクシーの支払い、教育ローン、保険など様々なサービスを開発中。イスラム圏に即したサービスを拡大し、ディナーコインによる新たな経済圏の確立を目指します。
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第1回イスラム・フィンテック・エコシステム・シンポジウム
エミレーツ航空も! 超強力なパートナー企業
UAEで強い影響力を持つ「アルハンダルグループ」
ディナーコインは、UAEで年間40兆円の収益をあげる巨大企業「アルハンダルグループ(日本語サイト)」と強いパートナーシップを結んでいます。トヨタの年間売上が約30兆円となっており、トヨタ以上の売り上げがある企業ということになります。
アルハンダルグループは、UAE、イラクを中心に金融機関を複数経営するほか、石油・天然ガス事業、発電・電力供給関連事業、不動産・住宅開発事業、セキュリティー、保安サービス、農業・医療・製造業の進出事業、イラク市場での日本製品の製造および販売事業、そしてエミレーツ航空のマーケティングも手がけるなど、非常に多岐にわたる事業を行っています。
同グループのチェアマン、Wadeea Noori Ayyed Al Handal氏は、ディナーコイン開発の中心人物でもあり、UAE、イラクを始め、強い政治力を感じさせます。
最強の航空会社「エミレーツ」と提携!
ディナーコインは、アルハンダルグループとの提携関係のある、あのエミレーツ航空ともパートナーシップを提携しています。エミレーツ航空といえば、「ワールド・ベストエアライン」などの航空会社ランキングにおいて、度々1位に選ばれる、世界トップクラスの航空会社。
サッカーのレアル・マドリードや、MLBのドジャースなど、世界有数のスポーツチームのスポンサーをしているため、アラブ諸国に旅行に行ったことがない方でもご存知の方は多いでしょう。
現在、ディナーコインとは物流システムでの運用のほか、マイレージポイントなどでの導入などを検討している段階のようです。
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第1回イスラム・フィンテック・エコシステム・シンポジウム
政治力のある経営陣が開発を進める
ディナーコインのチームメンバーを見ると、アルハンダルグループ会長のWadeea Noori Ayyed Al Handal氏が名を連ねています。イラクでは2005年に投資銀行Ashur International Bank for Investmentを創業し、自ら会長となっているなど、イスラム金融のエキスパート。同社は金融以外にも、不動産や小売・流通、教育事業なども手がけているため、様々な業界に影響力がありそうです。
また、現在エミレーツ航空の執行役員が2名参加する予定となっており、参加者が決まることで、アラブ諸国への影響も強くなってくると予想されます。
DinarCoinのロードマップとトークン詳細
DinarCoinのロードマップ
- 2018/04 プロジェクトスタート
- 2018/06 ホワイトペーパー制作
- 2018/07 関係者販売開始
- 2018/08 AI開発、トークン販売開始
- 2018/09 正式ICOスタート
- 2018/11 流通展開、取引所への上場予定
【トークン詳細】
名称/ティッカー |
DINAR COIN / XDI |
仕様 |
Cubechainベースを予定 |
リリース |
|
開発者 |
Dinar Coin Project (Al Handalグループ、エミレーツ航空) |
ホワイトペーパー |
現在準備中 |
公式ウォレット |
未定 |
最大配布量 |
1000億枚 |
割当 |
トークンセール:35% |
ディナーコイン、今後の動向は?
イスラム圏の市場規模は600兆円と言われており、この市場をターゲットにしたトークンが普及した場合のインパクトは計り知れません。
開発に関わっているAl Handalグループは、この経済圏の中心的な存在と言われており、中東の経済拠点ドバイを要するUAEでは、特に強い影響力がありそうです。
最近では、イスラム圏で仮想通貨に対する好意的な雰囲気も高まっており、そこに「ムスリム専用の仮想通貨」としてディナーコインが登場することで、中東ビジネスを加速化させる可能性があります。まだまだ未知数のプロジェクトですが、動向に注目したいですね。
ディナーコインは、コインパーティーでも紹介した「Cubechain」ベースのカスタムトークンとして公開される予定のようです。Cubechainは、27のブロックを1キューブという独自単位で管理する次世代ブロックチェーン技術で、データ送信速度に優れ、量子コンピュータによるハッキングにも強いとされます。
また、Cubechainの子会社のOJworldは、イラン政府と契約を結んでいると発表されており、このプラットフォームに対するイランの信頼性は非常に高いと考えられそうです。こうした実績を含め、Cubechainベースで利用されるディナーコインに対しても、アラブ圏に入れられやすいと言えそうです。
カンファレンスで最新情報をチェック!
イスラム圏における新たなフィンテック事業を展開するDinarCoinの今後の動きについては、8月18日に開催する「第1回 イスラム・フィンテック・エコシステム・シンポジウム」で発表される予定です。
【イベント詳細・申し込み】
第1回 イスラム・フィンテック・エコシステム・シンポジウム
開催日 |
2018年8月18日(土) |
参加費 |
1,000円(資料代として) |
プログラム |
【第一部】 14:40-15:00 休憩 15:00-16:00 基調講演1 16:00-16:10 基調講演2 16:10-16:35 実業家講演1 16:35-16:45 実業家講演2 16:45-16:55 全体討論 16:55-17:00 閉会の挨拶 17:30-19:30 意見交換会 |
定員 |
120名 |
主催 |
イスラム・フィンテック・エコシステム研究会 |
会場 |
東京スカイツリー ソラマチ8F |