【コイン会議1】指針とCP編集部が振り返る、2017年度の仮想通貨市場

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ノムラ:コインパーティーは、仮想通貨投資の皆さんに、投資をする上での「指針」となる情報が集まる場所として、「仮想通貨の白い犬」こと指針を発起人に、指針の投資仲間であるエスケー、そしてフリー編集者のノムラで運営しているサイトです。
この連載では、コインパーティー運営メンバーが、仮想通貨市場のあれこれを語り合いながら、皆さんに投資の参考にしていただく情報を発信していきたいと思います。

2人の投資家が見る、「仮想通貨元年」


ノムラ:指針さんは、エスケーさんと付き合いが長いんですよね。

指針:エスケーとは、子供の頃から知っている仲で、以前から投資について意見をもらったり、情報交換している関係です。

エスケー:指針とはライバル関係みたいな感じだよね笑
もともと僕は、大学を卒業後、ITベンチャーで営業をやりながらFXを始めて、リーマンショックを乗りこなして利益を出し、それを元手に独立しました。それから最近まで、10年以上FXや外国株を中心に投資を続けていました。

ノムラ:仮想通貨投資でも、見事「億り人」になられたんですよね。仮想通貨に参入されたきっかけは何だったのでしょうか?

エスケー:仮想通貨に関しては、しばらく前から情報をチェックはしていました。ただ、2017年初頭くらいまでは投資対象としての信頼性が弱く、毎年手堅く稼いで生活をするプロ投資家にとっては手が出しにくい商品でした。どちらかというと、一発逆転したい人が手を出す商品、という印象でしたね。
ただ、2017年の夏頃から、経験豊富な投資家たちの間でも仮想通貨投資に参入する人が増えてきたんですよね。キャズムでいうと、指針のようなアーリーアダプターの参入が終わり、アーリーマジョリティの参入時期に移行したような時期で、「流れが変わってきたな」と感じて、少しずつ投資を開始したんです。

ノムラ:もともとFXメインのエスケーさんですが、どのように仮想通貨市場に参入されたんですか?

エスケー:まずは様子見で10%くらいから始めました。周りの投資仲間も手探りでしたが、夏以降に急に流れが変わってきたので、冬には資産の70%程度を仮想通貨に投入するようになりました。現在は、リップル(XRP)一本に絞って、アービトラージをやりながら枚数を増やしています。

ノムラ:XRP一本ですか! 他のコインは興味ない、ということですか。

エスケー:手堅くFXをやっている人にとっては、ボラティリティが高ければ銘柄は関係ないんですよね。現状、XRPは落ち込みが激しいですが、今後の展開も含めて大崩れしないと思いますし、まだまだ稼げる銘柄だと思っています。

ノムラ:FXと比較するとボラティリティは非常に高い市場ですよね。FXトレーダーから見て、仮想通貨市場はかなり美味しい市場だと言えますか?

エスケー最大の敵は税金ですね。普通に売買するには税制面でのデメリットが大きいので、この辺りがクリアできれば、もっと大きな投資家が動くようになるのではないかと思っています。

ビットコインは、近い将来下落する

ノムラ:大手金融機関出身の指針さんと、個人投資家のエスケーさんには、それぞれの投資スタイルで2017年に爆益を成功させましたが、去年の仮想通貨市場を振り返って、どう感じましたか?

指針:市場としては、実はこんなに早く高騰するとは思っていませんでした。もう少し期間を見据えて、確実に成長する市場だと思っていたので。2017年の改正決済法が契機となって大勢の方に注目されたことで、いわゆる「仮想通貨元年」になったなという印象です。

エスケー:私もXRPにかなり投資していますけど、「まだまだ仮想通貨は信用できない」という投資家もたくさんいると思います。「期待はするけれど、100%信用することはできない」という印象ですね。
今年1月末起きたコインチェックのネム(XEM)盗難事件など、似たような事件が起きて大暴落が起きるリスクは常に高いと言えます。ただ、現状だとリターンが大きいと思っているから、とりあえず乗っかっていこうというスタンスですね。

指針:実際、ビットコイン自体は5年後にも生きているかはわからないと思っています。エスケーが言うように、非常に危うい存在です。ただ、ビットコインの土台として盛り上がっているのはブロックチェーンという技術革新です。この技術自体は多くの企業がこぞってお金を出しているんですよね。ブロックチェーン技術やアルトコインについては、どんどん革新が進んでいます。

ノムラ:指針さんは、ビットコインは近い将来下落するとお考えですね。

指針:あくまで現時点での予想ですがw  ITバブルの走りでは、わけわからない企業がものすごい株価をつけたりしていましたが、今はそういう株は淘汰されて、GoogleやAmazonのような生活に必要不可欠な存在が、巨大企業となって市場を支配しています。
仮想通貨市場も同様で、世の中のあり方に一緒に歩んでいけるコインなのか、が大きな焦点となるでしょう。具体的に言えば、マネロン対策など、システム的、法的な問題が山積みされているので、こうした時間のかかる問題もどのように解決できるかが、一つの判断材料となります。
そのうち、もっと公的なお金が入ってくるような、エクイティや債権のようにリターンを期待するものではなく、コモディティとしてアセットの地位を確立していくでしょう。現状は、そういうものに先行投資するという心構えで市場と付き合うとよいと思います。

エスケー:指針は、技術や社会貢献など、「世界の変化に対して投資する」というスタンスなんですよね。逆に、個人投資家の中には、あくまで「投機商品の1つ」として捉えて、ハイリスク・ハイリターンの投機を行っている認識の投資家も少なくありません。

指針:投機商品の1つとなっているのは間違いない事実です。例えば、現在は取引所間の価格差が非常に大きく、いくらでもアービトラージができてしまう状態です。こうした状況は、まさに市場の未熟さを表す証拠でもあるんです。これは仮想通貨市場の課題でもあり、これに目をつけられる投資家が成功できるし、今はそれをどんどんやるべきだと思っています。


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2018年、ガチホとトレード、どちらが勝てるか

ノムラ:国内の取引所も落ち着いてきたところで、アービトラージが今後注目されていきそうですね。投資スタンスについてですが、お二人はガチホとトレード、どちらを推奨されますか?

エスケー:特にどちらというより、事前にどれだけのリスクを想定しているか、がポイントですね。損切りして別の通貨に移って目標金額を目指すリスクを取るか、長期で確実に上がる確信を持って塩漬けにする覚悟なら、市場の動きに惑わされずにガチホすることが大事です。仮想通貨は値動きが激しいので、ガチホするのはめちゃくちゃ難しいと思いますね。自分も入る場所を間違えていたら、ずっと塩漬けになっていたと思います。

指針:投資資産や投資期間の中で「どれくらいにしたいのか」と決めていれば、自分のスタンスに合わせて投資できると思っています。投資期間を取れるのであれば、ファンダメンタルを見ながら続けることができます。
その一方で、市場が動いている状況であれば、ホールドすることが非効率になる場面も出てきます。特に今年の12月はある程度売るべきだった状況です。柔軟に対応して行く必要がありますね。
ガチホする上では、長い目で投資できるリップルを中心に投資しています。ただ、1銘柄に集中していると、短期的に他のコインが大きく値上がりをすると言った、大きな市場の動きを捉えきれないリスクもあります。1銘柄に集中するのではなく、バランスを取りながら資産配分をするのが大事かなと思っています。

エスケー:過激な意見としては、大きな相場の動きの中でしっかり稼ごうと思ったら、やっぱりリスクを取るべきタイミングがあるでしょう。いつかは、一点勝負しなければならない場面がやってくる。資産の大部分はぶっ飛んでも勝負しなければならない場面、というような。去年であれば、リップルの過熱感を12月に感じ取ることができたかどうか。勝負するときに、資金を集中する準備、気持ち的にもお金的にも準備できているかも重要です。そういうときに「吹っ飛んだら1からやり直せばいい」と前向きに考えて勝負に出られるかが、億り人になれるかどうかを決めると思います。

【第2回(4月13日掲載)に続く】


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